【 ニキビ・吹き出物 】自分で治すよりも皮膚科にいくことを全力でお勧めする理由

美容
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こんにちは、アラサー看護師のじゅりー(@JERRY_blog)です!

今回はお肌のトラブルの中から、ニキビ(吹き出物)についてのメカニズムや治療の実際ついてご紹介したいと思います。

私は現在、皮膚科・美容皮膚科で働いています。そこで実際にニキビを治療しにくる人を見たり、どのような治療を行っているのかをまとめてみました!

肌トラブル(ニキビ)で悩んでいる人に、皮膚科で治療するきっかけや参考になっていただけたら幸いです。

ニキビ治療で皮膚科に行くメリット

たかがニキビで病院にかかるなんて…って思ってる人って結構いると思いますし、私も皮膚科で働くまではそういう風に思っていました。

実際に製薬会社が全国でニキビに関するアンケートをとった資料から、ニキビができた時の対処法として行うことをグラフにまとめました。

ニキビができた時の対処法

ニキビのために皮膚科にかかる人ってあんまりいないんですね…。

そこでまずは、ニキビを治すために皮膚科に行くメリットをご紹介します!

治療費は高くない

お金が高くつきそうと考えている人が結構いますが、保険適応なのです。保険証で3割負担、医療証(中学生まで)なら負担なしで治療を受けることができます。

しっかり治療すればニキビができにくくなる

これから詳しく説明しますが、ニキビのお薬は治療だけではなく長い目で見て再発予防に繋がります。ニキビができてしまって赤みや跡が残ってしまってからでは、そっちの方が治療に時間がかかったり治療費が高くついてしまいます。


ここからはニキビの出来るメカニズム、治療の実際について詳しく説明していきますね。

どうしてニキビって出来るの?

まず、ニキビがどうしてできてしまうのか?

ニキビができてしまう原因として主に3つ挙げられます。

  1. 皮脂の分泌が増えてしまう
  2. 毛穴の出口が塞がってしまう
  3. アクネ菌が増殖してしまう

この3つが相まってニキビを形成してしまいます。

段階ごとに白・黒ニキビ→赤ニキビ→化膿したニキビとステップアップしていきます。

○ 白・黒ニキビ

性ホルモンや食生活などの影響で、皮脂の分泌が増え毛穴の中にたまり始めます。毛穴の出口がつまり皮脂が外に出られなくなった状態で、触るとザラザラしており少し膨らんでいます。

○ 赤ニキビ

毛穴の中に潜在しているアクネ菌がたまった皮脂に反応し炎症を起こします。炎症が起こると赤くなってしまいます。

○ 化膿したニキビ

炎症がさらに進んでしまうと、周りの組織までに炎症が広がり黄色いうみを持つようになります。この段階にニキビは痛みを伴ってきますね。

皮膚科で受診してから治療までの流れ

年齢・性別やニキビの出来る頻度や範囲、本人の希望を考慮して治療方針が決まってきます。

そこまでひどくない場合で赤みのあるニキビの場合は、最初は抗生剤の内服と塗り薬の使用し肌の状態を見ていくことが多いです。抗生剤の効果があまりなかったり、効いても繰り返し出てくる場合はニキビ専用のお薬や漢方薬を使っていきます。

ニキビ専用の薬を使用してからは、お肌の状態を見ながら塗り薬の種類を変えていくこともあります。

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皮膚科で実際に処方されている塗り薬

ここからは、どういう種類の塗り薬があるのかをご紹介していきます。

どの薬にも共通して言えることなのですが、効果が出るまでに多くは3ヶ月以上かかります

え…すぐに治らないの?そんなにかかるの?と思いますよね。。

そうなんです。ニキビの治療って即効性のあるものというのはなくて、継続して薬を使っていくことが1番大切なのです!

もちろん、途中で治療をやめてしまうとまたすぐにニキビが再発してしまいます…

ここで知っていて欲しいのが、治療を続けることでニキビを治すこともそうですがニキビができにくい肌を目指すことができるのです

ですので、根気強く治療を続けることが本当に本当に大切になります!

ニキビ治療薬で知っておいてほしいこと

ここでは、ニキビの薬を使う上で起こる症状や対策について説明します。

刺激症状

これらの処方されている塗り薬は、使い始めてから赤み・ヒリヒリ感・皮むけ・乾燥などの刺激症状が出てきます。

これは薬の抗菌作用やピーリング作用が関係しているためです。使い始めてから数週間〜1ヶ月は刺激症状が出てきますが、徐々になくなってきます。
(※場合によってはニキビができている時よりもひどくなっているように感じますが、これは薬の作用なので最初は少し辛抱する必要があります…。)

これらの症状を緩和させるには、保湿が大切になってきます。大抵の場合は塗り薬と一緒に保湿ローションが処方されるのでしっかり保湿してから塗り薬を塗る必要があります。

脱色

塗り薬には赤みを抑える脱色作用があるので、髪の毛・衣類に薬がつかないように注意する必要があります。塗り方としては1日1回(夜)寝る前に塗りますので、汚れてもいいよう寝具や衣類にタオルを敷いたりする必要があります。

日焼け対策

塗り薬の影響でお肌が刺激を受けやすくなります。そのため、日中は日焼け対策をしっかりする必要があります。


ここでは知っておいて欲しいことを私が抜粋してお伝えしていますが、もっと詳しい説明は処方された時に先生や看護師から説明されるかと思います!

ニキビ・治療に対してよくある質問

皮膚科にくる方で、ニキビに関してこういった質問が多かったので載せておきます。

<ニキビは潰しても良いのか?>

→うみを押し出しても皮脂が少しでも残っていると炎症は治りません。中途半端にニキビを押すことで逆に炎症が悪化してしまうケースもあります。どうしてもうみを出したい方は皮膚科で行うことをお勧めします。

<市販薬や化粧品と医療薬の違いは?>

→市販・化粧品にはニキビを予防したりできにくくする作用があるものもありますが、治療薬ではありません。

まとめ

ニキビとその治療について紹介していきました。

ざっくりまとめると、

  • 皮膚科で貰うニキビ薬は治療もできるし予防もできる
  • 保険適応なので市販薬とさほど値段は変わらない
  • 治療には3ヶ月以上かかるので根気が必要
  • 塗り薬使い始めは刺激症状がある

治療しなくてもニキビはやがて治るかもしれません。その時はそれでいいのかもしれませんが、大切なことは肌荒れを繰り返さないことです。何度も肌荒れを繰り返すことはとてもストレスに感じると思います。肌荒れしにくい肌作りは早いに越したことはありません。

自分で解決しようとせずにまずは皮膚科に駆け込んでしまいましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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